アメリカの朝

飛行機に乗る前に買った文庫を、途中に2時間ほどの睡眠時間をはさんで、7冊読み終わった頃にシカゴについた。
思ったより全然早かった。
やっぱり機内で読むのは簡単な小説やエッセーのたぐいが良い。哲学書なんて、持ち込んだって読んだためしがない。

成田では、うどんを食べて、指導教官への手紙を書いて投函。
出発前にビールを飲みたかったのに(空港や新幹線の中で飲むビールって結構好き)、結局時間が足りなかった。
しょうがないからシカゴの空港でサミュエル・アダムスを飲む。
濃ゆい。そしてお腹いっぱい。

ホームシックになったりするかなー、と思ったけど、そんなこともない。
普通にアメリカにいる自分を受け入れている感じ。
普通に英語で喋っているし。涼しいし。快適。

恋人が日焼けしていて、夏だな、と思ったり。
久しぶりに会うと、なんか緊張してしまう。
一緒にいる感じとかを思い出すのに時間がかかる。

少しづつ、
あぁ、そうそう、こんな感じだった。
そうそう、こんな話し方だった。
そうそう、こういうリアクションする人だった。って感じで思い出す。
体温が高めな感じとか。真剣に犬と遊んでいる感じとか。適度に投げやりな所とか。
背の高さとか。鼻の位置とか。指とか。腕の中にいる感じとか。
そうやって、慣れ親しんだ日常に戻っていく。

暗くて静かな田舎の夜。
今、太陽が登ってきたところ(時差ぼけ中)。

posted by f at 2003/07/17 1:25
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